一匹狼の回顧録

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書評『実録昭和猟奇事件1~6』佐藤まさあき

本日は珍しくマンガをご紹介。

 

実録昭和猟奇事件1~6

★★★★☆

 

本書は、著者の佐藤まさあき氏(故人)が、昭和に起こった凶悪事件を関係者に直接取材し、さらに犯人の足取りや逃走経路まで自らの足で追体験し、犯行・取調べ・裁判の様子まで描き上げた本格派ノンフィクションマンガ。

Kindle版で1〜6巻まで購入でき、1巻はなんと無料、2巻〜6巻も1冊あたり33円で購入可能である(2022年2月15日現在)。

 

いくつかの事件が取り上げられているのだが、特に1〜3巻の題材となっている「大久保清の連続強姦殺人事件」の異常性は、読んでいて背筋が寒くなるレベルである。

著者は犯人が女をナンパした道、連れ込んだラブホ、死体を埋めた場所などをくまなく歩いて取材しており、犯罪者心理も含め、社会的な事件について勉強するのにも向いている。

出版時の時代背景から、男尊女卑的な表現も多く、おそらく令和の世では発表できないような内容だろう。そういう意味でも貴重な記録と言える。

なお、本書は元々昭和58年に出版された『劇画・大久保清 姦殺』という作品を1997年に復刻版として出版されたもので、絵がかなり古いということは断りを入れておく(それがかえって性欲をそそるという人もいそうである)。

 

なぜ、私が本書を手に取るに至ったかと言うと、ツイッターのタイムラインにこんなツイートが流れてきたからだ。

これが彼の手口なのだが、現代で言うと、ストナン→連れ出し→直ホ→パワギラ(レ◯プ)という流れで、即逮捕でしょう。

 

唯一言いたいことは、あまり性犯罪者(しかも殺人犯)に感心してはいけないのだが、諦めずに女を探求し続ける彼の「バイタリティ」には驚異的なものがあり、少しでもそれを仕事やスポーツなどに振り向けることができたら大成功していたように感じるので、非常にもったいないと思った次第。

あのナポレオン・ヒル自己啓発書のベストセラー『思考は現実化する』の中で、「強烈な性的エネルギーを願望実現や目標達成のエネルギーに転換せよ。強烈な性本能ほど人を行動に駆り立てるものはない。」と語っている。あのナポレオン・ボナパルトリンカーンをはじめ、強い性エネルギーを持って素晴らしい大成功を遂げた人々は数知れないのである。

 

 

おしまい