一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

外を見て仕事しててよかった話

アラフォーのおっさんの私、幸い、中途採用面接でめちゃくちゃウケが良く、外資コンサル以外全勝で爆進中である。

中でも営業マンとしての姿勢・思考みたいなものを高く評価くださる企業様が多いようだ。ありがたい話である。

この点、私はまったく作り話はしておらず、ありのままの自分で話している。当たり前のことを当たり前に毎日やるとか、正直・誠実・約束を守るとか、そんな話とエピソードを紹介している(おじさん達はこの手の話が好きらしい)。学生と違って具体的なエピソードがいくらでも出てくるので、そりゃ説得力が増すよね。

中期経営計画とか、決算・IRの話とか、読んで準備していけとエージェントからはアドバイスされるのだが、これまで一度も話題に上がったことがない。そんな小難しい話より、目の前に座っている応募者がどのように仕事をしてきたかの話の方がよっぽど興味があるのだろう。

 

で、私がこういう営業エピソードに事欠かない理由を考えてみると、「常に外を見て仕事をしてきた」からかな、と思う。安い自己啓発本っぽいノリの言葉ではあるが、これが転職になると急に活きてきている。

これまで書いてきた記事では、ウザいクライアントの対処法とか、上手な社内政治のやり方みたいなことにフォーカスすることが多かった。逆に、あまりネタにならないのであえて書くこともなかったが、懇意にしているクライアントに対しては、仕事が終わってからも「今日かけてもらったあの言葉嬉しかったな」とか「どうやったらもっと役に立てるかな」とか「次はこういう切り口で話を持っていこう」とか「今日後輩が使ってた営業トーク使えるぞ」とか、仕事のことをけっこう考えていることが多い。休日も然り。常に外のお客さまを見て、考えるクセがついている。

ネガティブ要素は時間外はさっぱり忘れるのだが、仕事のポジティブな面は、けっこう四六時中考えている。単純に楽しいからだ。そんな感じで過ごしている営業マンと、仕事は仕事・遊びは遊びとスパっと切り替えてしまう営業マンでは、語れる言葉は変わってくると思う(もちろん、理想は後者の生き方ですけどね)。営業系だけでなく、事務系・管理系部門の人も、転職を視野に入れるなら外を見て仕事をする意識を持つと良いと思う。

 

おしまい