一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

相手の時間を奪うことに罪を感じない人たち

先週末、珍しくパワーポイント資料の作成のために遅くまで残業していた。

久々に新規案件が回ってきて、1時間商材の説明会(プレゼン&質疑応答)の機会が回ってきたのである。

できあがったパワーポイントを印刷して、各スライドに有用な情報・笑いのポイントなどのメモを入れ込んでいた。

 

上司が「こんな遅くまで何やってんだ?」

と私のデスクを覗き込む。

 

週明けの⚫︎⚫︎社の説明会の準備ですよ。

土日で練習するんです。つまらない話すると相手の時間奪うことになりますからね。

と回答した。

 

お前、本当に仕事と向き合う姿勢は真面目だな。

と上司。

 

私が本当に言うことを聞かないので、私のことは大嫌いらしい。私もこの上司が大嫌いである。

仕事と同じくらい自分にもしっかりした態度で向き合えということだろうか。

 

プレゼン・スピーチの類は、話を聞いてもらえない場合、オーディエンスが悪いのではなく、話し手が100%悪いというスタンスを持つことが大切だ。

自分自身、そもそも話すのが得意な方ではないので、徹底的に練習するのが大前提の礼儀だと思っている。

そして、聴衆が興味を失った時点で、プレゼン・スピーチは終了したも同然である。

だから、プレゼンターは聴衆に対して何かしら有用な情報を与え続けなければならない。相手を飽きさせない工夫が必要なのだ。

そのためには、30秒に1回は相手に興味をもってもらえるポイントを入れ込まないといけない。

 

JTCでは、資料棒読み・笑いを入れない・具体例を入れないなど、本当につまらないプレゼン・スピーチをする人間が多い。相手の時間を奪うことに罪を感じない人たちなのだ。

私はそういうつまらない時間は、普通にスマホをいじったり、他の仕事をしてしまうので、どんどん上からの覚えが悪くなる。

こうやって中の評価を疎かにするので、勤務先のJTCでは評価されなかった。きっと、これは他社に転職したところで、あまり状況は変わらない気がする(外資系企業でさえ、上司・ボスから気に入られるかが評価の全てとも聞くし)。

 

それでも、常に外(クライアント)の目線で仕事をすることが、転職力を高める秘訣の一つにはなっているとは思う。自社でしか役に立たないスキル・経験を徹底的に取っ払っていくのだ。

にしても、最近の貴重な土日は転職活動の面接準備が必要なのに、仕事がサボれないというのは、やっぱり私は仕事に真面目なんだなと思う。

堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン

 

おしまい