一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

誇りや優越感は胸に留めよ

転職してしばらく経って思うのが、自分の所属している会社名や事業内容って、自分の自尊心にけっこう影響するのだな~ということ。

前職も一応は東証プライム上場企業ではあったものの、会社名・事業内容ともに地味だったので、心の中で同世代の人々に引け目を感じることも少なくなかった。

現在は、待遇こそそこまでアップしたワケではないのだが、会社名・事業内容については、個人的には劇的に改善したという実感を持っている(世間的にはどうかわからないけど)。

 

SNSを見ると、外コン・総合商社・マスコミ・広告(最近後ろの2つは下火?)などに勤務している人間が、マウントを取ろうとしている姿をよく見る。

自分の単なるラベルに過ぎないものを外側に発出する行為はすごいダサいと思うので、そういった誇りや優越感みたいなものは胸に留めておくといいと思う。本当に大事なことは、その人がどのような人間であるか(内面)と、どのような実績を出してきたかの2点なので。

SNSで自慢するだけでなく、合コンでひけらかしたり、過去の友人との同窓会でマウントを取るようなことも全て同じである。

 

一方、あくまで発出するのがダサいだけで、人間の内心は自由だ。

オレの会社は一流・すごい事業をやっているという感覚自体は、自身の働くモチベーションアップにもつながるので悪いことではないと思う(本当は社会貢献しているという実感が一番健全だとは思うが)。

 

私も、日々終電間際まで仕事をして、クタクタになりながら駅まで歩いて帰る時、酔っ払って騒いでいるサラリーマンや学生をよく見るのだが、そういう時に折れないようにするために、心の中でだけ彼らに対してマウントを取るということはやっている。

だから、そのようなある種の歪んだ感覚も使い方次第ということだ。誇りや優越感は胸に留めて有効活用しよう。

 

おしまい