初めてクラブというところに行ったときの話。
「男には人生のメンターが必要という話」というエントリの続き。
トムというモテ男が僕の所属している部署に異動してきて、ある金曜の晩に唐突に六本木のクラブに行くことを誘われた。
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「深夜のナンパなら六本木のクラブだよ」とこなれた感じで僕のことを誘ってくれた彼と一緒に、僕は六本木に向かった。
夜の六本木は久々であった。
Sちゃんという合コンであった女の子とデートして以来だった。
※Sちゃんにはその後振られます笑。
何回かのエントリに分けて書いてますが、つまらないので読み飛ばすことをオススメします。
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そもそも、日付が変わってから六本木に来たのは初めてだった。
昼間・終電までの夜時間帯とは比べ物にならないほどの人で溢れていた。
これが六本木の真の姿なのか、と非常に驚いたのを覚えている。
さて、僕は非常にビビっていた。
クラブに行くのは初めてだった。
それまでの僕のクラブのイメージ。
- 流行の音楽が流れていてそれを知らないとダメ
- B系の男がパーカーにダブダブのGパンを吐いて踊っている
- そもそも踊れないやつはクラブに入るべきではない
- ドラッグが蔓延しており危険
こんなところだろうか。
そんなビビっている僕に、トムは優しく「おいお前、大丈夫だからさ、行こうよ」と言ってくれた。
彼は、クラブに詳しく「一番熱いクラブはエーライフだよ」と教えてくれた。
僕らは六本木駅からエーライフというクラブに向かった。
話すと長くなるが、このエーライフというクラブ、現在リニューアルオープンをして営業しているようだが、一度風営法違反で摘発をされ、2012年に閉店となっている。
※クラブの営業は従来、原則午前0時(最大午前1時)までだったが、それに違反して客を踊らせたとして当時の経営者が逮捕された
僕らは長いこと青山通りを歩いた。
「この辺なんやけどな・・・」彼は辺りをキョロキョロしながら言った。
なんだか様子がおかしい。
さっきの頼もしいトムさんの姿はない。
「あのう・・・。トムさん、もしかして来るの初めてなんですか?」
彼は笑顔でこちらを向いて言った。
「そやで!お前が誘いやすかったからな!ははは!ともかく行ってみようブークラ!」
クラブをブークラと、銀座をザギンばりに業界用語で言う彼は、なんとクラブは初体験とのことであった。
こうして、ほいほいついて来た僕は、今のようにスマホもグーグルマップもない中、動かない地図を見ながらエーライフの場所を探した。
※トムは地図が読めません
やっとのことでエーライフに到着。
入場後、地下1階に直行した。
まずびっくりしたのが、その暗さと大音量で流れる音楽だった。
ほとんどの男はスーツで来ており、踊っているというよりは音楽に乗り体を上下に動かしているだけだった。
僕の心配は一瞬のうちで吹っ飛んだ。
僕らはビールで乾杯した。
掃いて捨てるほど、たくさんの女子がいたので、トムは作業でもするように次々と声をかけていった。
初めてのクラブなのに、このあたりはさすがである。
モテる男の技術を身につけている。
※声をかけまくることの重要性については、こちらのエントリ参照
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何組かに声をかけた後、ギャル2人を捕まえることができた。
無事、番号をゲット。
その後も、僕ら(というかトム)は流れるように女子に声をかけ、結局5人くらいから番号や連絡先をゲットすることができた。
夜が更けてくると、周りの男女はハグやキスをしまくり、クラブの外へ消えていった。
僕らはお持ち帰りこそすることはできなかったが、確かな手ごたえを感じていた。
初回にしてはまずまずな収穫となっただろう。
この後僕とトムはクラブにのめりこみ、毎週のようにクラブに通うようになったのだった。
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<回顧してみる>
トムというモテ男に連れられクラブデビューを果たすことになった。
そんな彼もクラブは初めてとのことで、この先一緒にクラブを開拓していくことになる。
本文に書いたように、彼にはお茶目な一面があり、僕は後輩に格好つけない彼が一層好きになった。
トムとは、単なる会社の先輩・後輩というつながりでなく、一生涯の友といえるほどの仲になっていくのだが、そんなスタートとなる日であった。
僕らはクラブに行く度に、何が悪かったのか・次にどうすれば改善できるか、会社のランチの際にPDCAサイクルを回し、加速度的な成長を遂げていくことになる。