一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

なんやかんやビジネス書を読む人が勝つ

今日は定期的に発信している読書ネタについて。

 

ビジネス書(特に自己啓発書)というと、「胡散臭い」という理由で敬遠したり、バカにしたりする人がいる。

僕の会社の同僚を見渡しても、組織のトップの部長はビジネス書マニアなのだが、数人いる管理職たちは家族サービスで忙しいとかでまったく本を読まないらしく、後輩もアニメばっかり見ているやつ、毎日酒ばっかり飲んでるやつ、女遊びばっかりしてるやつ(これは個人的には少し救いようがあるが)など、呆れるほどみなさん本を読まないのですよ。

 

本というものは、著者その人の人生の叡智が詰まっていて、一冊を読むことでその人生を追体験できるもの。

本当は1,500円とかそこらじゃ買えない価値のあるものも多いのだが、どうしてこうも本を読まないのだろうか。

関連記事:読書は最高の自己投資である

 

外国から海を渡ってきた名著や日本国内のロングセラーはもちろんのこと、瞬間風速的に現在アマゾンのトップセラーになっているものや、ちょっと怪しげな自己啓発書であっても、読まないよりは読んだ方が絶対にいい。

 

で、ネットで検索してみたら、hontoの調査で、面白いデータがあったのだが、やはり部長級はよく本を読むんですな。

dime.jp

 

会社で出世することがすべてではないことはもちろんである(むしろ懐疑的)が、逆に本を読まなければ、サラリーマンの身分ですら上を目指すことはできないということ。

ちなみに、経営者や事業家といった人種が多読なのは言わずもがな。

富裕層(ビリオネア)の読書量は年収300万の人間の38倍なんて話も。

moneylab.f-academy.jp

 

本をたくさん読むと、その内容に賛同するか否かにかかわらず、様々な考え方が頭に入ってくるから、バランス感覚もつくし、怪しい話に騙されるようなこともなくなる。

とにかく、本を読めって話ですが、冒頭怪しげな自己啓発書でも読まないよりマシとは言ったものの、まずは古典的名著から読みましょう。

まずこれだけは読んでおきたいというビジネス書については、以前記事にまとめている。一冊読んだらその辺の薄い自己啓発書何冊分もの価値がある本をチョイスしたつもりだ。

関連記事:【保存版】これだけは読んでおきたい定番ビジネス書・自己啓発書20選【古典的名著】

 

蛇足になるが、かつては今ほどたくさんのビジネス書が世に溢れてはいなかった。

1990年代までは経済や経営・金融などの実用書をビジネス書と呼んでいたようだが、2000年代に入ってからは、自己啓発や勉強法、心理学といった内容に至るまで、「ビジネスパーソンが役立つ」と思った本はすべてビジネス書として定義されるようになったという経緯がある。

2000年代のビジネス書黄金期のスターは勝間和代氏と本田直之氏で、この2人の活躍は同世代のアラフォーのビジネスパーソンであれば記憶に残っているはずだ。

そして、出版不況という背景もあり、彼らのように驚異的なスピードで新刊を発行(一冊一冊の販売数が少ないから数で稼ぐ)していくというようなトレンドになっていった。ホリエモンの本もそうだが、似たような内容を切り口だけ変えて多数出版するという形に変わっていったのである。

ここで何が言いたいかというと、やはりある程度の時の洗礼を受けて今もなお読みつがれているビジネス書をまず読むのが大切という話なんです。

 

 

おしまい