会社の飲み会は上司や先輩、部下や後輩とコミュニケーションを取る格好のチャンスです。特に昨今は働き方改革や仕事に対する価値観の多様化なども相まって、職場の飲み会の回数自体が減っていると思います。そんな中、お互いのことをより深く理解したり、普段できない相談をする(大変が悪い報告だが・・)など、お酒の場ならではで得られるメリットがあります。
一方、アルコールが入ることで多かれ少なかれ皆酔っ払います。理性がなくなり、自慢話や武勇伝を始めたり、怒ったり泣き始めたりする人も中にはいます。場合によっては、せっかく交流を深めるはずの飲み会で大きく信用を失ってしまうこともあります。今日はそうした会社の飲み会に潜むリスクとその防止方法について書きたいと思います。
失言リスク
まず、酔った勢いでポロっと失言をしてしまうリスクです。
「飲み会は無礼講」と言う上司もいますが、それは口だけです。失言を言われた上司・先輩は必ず覚えています。
普段から上司や先輩にガンガン意見を言うようなキャラであればまだいいのですが、普段は小心者のイエスマンなのに
「前から思ってたんですけど、◯◯課長ってホント△△ですよね!」
みたいな酔った勢いのぶっちゃけトークはかなり危険です。
あと、揉み消したまずいこと(たとえば、顧客情報をなくしたとか)などをうっかり言ってしまったりすると救いようがありません。言われた上司からしたら聞かなかったことにはできませんからね。
セクハラリスク
頭ではわかっていても男たるもの酔うと性欲が抑えられなくなるもの。
これも言葉のセクハラならまだ翌日厳重注意で住むでしょうが、身体を触ってしまったとか、つい肉体関係を持ってしまったりすると、あとあと大問題になることも。
ちなみに、肉体関係は男女双方に落ち度があり、厳密にはセクハラではないはずですが、基本的に男性側が悪とされるので覚えておきましょう。
僕も危なかったことがありました。一度上司にチクられましたが、上司が僕と仲良かったため事なきを得ました。会社の女子には手を出さないのが吉です。
遅刻リスク
遅刻は社会人としての自覚を問われる重大な失敗です。社内・社外問わず、寝坊で約束の時間に遅れるとなれば、おおきな信用失墜に繋がります。飲みすぎて翌朝起きれなかったなんてことがないように、飲んだ次の日こそ早く出社するくらいの心構えでいたいもの。
僕は、一度だけ上司と4時まで飲んでいた翌日に遅刻したことがあります。特に社外の人とアポが入っていたわけではなく、会議や打ち合わせもなかったのでこれも事なきを得ましたが。。(上司も午後出社でした)
さて、僕が考えている会社の飲み会から発生するリスクは以上で挙げた失言・セクハラ・遅刻の3点です。では、こうしたリスクはどうやって防げるでしょうか。
防ぐ方法はただ一つ。
酔いすぎないこと
これに尽きます。
それでは、続いて会社の飲み会で酔いすぎないために意識すべきことをお伝えします。
「仕事の延長」と意識する
科学的な根拠は示せませんが、飲み会を「仕事の延長」だと思っていると、適度な緊張感をもって振る舞えるので、酔いが回るスピードが遅くなります。そもそも理性を失わないように飲む量もセーブすることができるでしょう。
体調を整えていく
体調が悪いと酔いが回るのが早くなるので、前日はよく睡眠を取っておきましょう。酔って失態をかますよりははるかにいいですが、寝てしまうのもあまり印象がよろしくないです。
仕事やプライベードの都合で前日睡眠が取れないなら、なおさら飲酒量を抑える意識が必要でしょう。
また、風邪気味とか体調不良なら無理せず不参加表明するといいと思います。
途中で水を飲む
途中で水分を取ることが一番重要だと思います。
酒を飲んでダメな姿を見せるより、水を頼むくらいの方がよっぽどいいと個人的には思います。しかし、言うは易しで雰囲気的になかなかチェイサーを頼めない状況ということもあるでしょう。
そんな時にオススメなのが、トイレに行くフリをして、自販機やコンビニで水を買って飲むという手法です。5分~10分かかるので、「あいつトイレなげーな」とは思われるでしょうが、不自然ではないはずです。ウンコしてたらそれくらいかかりますし。
一次会で帰る
状況次第でしょうが、これも可能なら実行してほしいです。
二次会・三次会に行くと、時間的にまず帰ってから何も出来ないし、寝不足になります。日付が変わってから飲み続けていたら翌日の仕事にも支障が出る可能性があります。
見極めが大事ですが、大多数が二次会に行くような雰囲気でなければ、「お先に失礼します」と堂々と言って帰ってしまっていいと思います。
仕事ができる人は一次会で帰るとよく言いますし、一次会さえ参加しておけば、義務は果たしたと言っていいでしょう。
「宵越しの疲れは持たない」よう、意識したいものです。
参考になりましたでしょうか。
酔っていいのは仲のいい友人か、気の許せる女子の前だけにしましょう。
おしまい