D・カーネギー先生の『話し方入門』、少しずつ読み進めています。
今日紹介する、話し上手になるための2つめのポイントは「話そうとする内容を知り尽くす」こと。
今回もうわべのテクニックとは対極で、本質的なことだ。よく考えれば当たり前の内容なのだが、それゆえ重みがある。
自分が話そうとする話題について、十分に考え、構想を練り、内容を熟知していない限り、聴衆を前にして心の平静を保つことはできないというもの。
セオドア・ルーズベルトが若手の州議会議員だった頃、同郷の老人に以下のような助言をされ、それに大いに助けられたというエピソードが紹介されている。
胸のうちに言いたいことが確かにあると思うまでは、口を開いてはならん。確かだとなれば、ただそれが何であるかだけをつきとめる。そこで話をする、そして着席するんだ。
言いたいことがしっかり言語化できてから話すということは非常に大切なことだ。
営業をやったことがある人なら分かると思うが、自社の商品・サービスを知り尽くしていないと、怖くて商談になど臨めないだろう。
仮に営業でなくとも、社内ミーティングや上司への説明の際も同様で、相手に何かを伝える場合には、その内容をすべて理解していないと上手くいくことはないだろう。
逆に、生まれつき明るく話すのが苦手な人であっても、「愚直に内容を知る努力をすることによって、スピーチの質を向上させることができる」と思えば、少し気が楽になるのではないだろうか。
話し上手になるための4つのポイント②
◉話そうとする内容を知り尽くす。
◉話そうとする内容を知り尽くす。
おしまい