今日は、某有名スタートアップのCEOと商談してきた。こちらも事業部長クラスを同行させる、いわゆる「勝負案件」である。結果として、自分の提案がしっかり刺さり、次のアポへとつながった。社内に戻ってからも上司の反応は良く、久々に狙い通りに決まった感触があった。
今回の商談は、アポが入ってから準備期間がわずか2営業日しかなかった。通常であれば、資料構成や論点整理に最低でも数日ほしいところだが、今回は時間的な猶予がほぼゼロ。それでも、ChatGPTとゼロから壁打ちしながら資料を作り込み、事業部長のレビューを挟んで磨き上げた。
「女とのアポは準備が9割」とよく言ってきたが、商談もまったく同じである。短期間でどこまで精度を出せるかが、自分の力量をそのまま映し出す。今回は、その制約条件の中で結果を出せたことが、何より自信になった。
商談当日、相手から出てきた質問は、事前に想定した範囲にほぼ収まっていた。限られた時間で論点を絞り込み、必須の情報だけを積み上げたことで、変にブレない形を作れたのだと思う。むしろ、時間がない状況の方が、自分の集中力と判断力が研ぎ澄まされるのものなのかもしれない。
こうした制約の中でも勝ちに行く準備ができるようになったのは、ここ一年の積み上げの成果だろう。業界知識だけではなく、サラリーマンとしての総合的なスキルが、少しずつ、でも確かに底上げされている実感がある。
高揚感は派手ではない。誰かに祝ってもらうようなレベルの話でもない。ただ帰り道に、「この環境でも俺は戦えるぞ」という確信がふと湧いた。自分の内部だけで完結する小さな達成感である。
今後、パーソナルMBAとして学習を積み上げていきたい。環境や肩書きよりも、自分の思考体系を鍛えることこそ、職業人生の中核であろう。
ロジカルシンキング、戦略、マーケティング、会計、ファイナンス。
これらを体系的に身につければ、短期間の準備でも質を落とさず戦える。今回のケースは、その好例だった。思考の型を握っていれば、時間の制約に関わらず、提案の水準を保てる。
あと一年、二年と淡々と積み上げれば、もっと上に行けるはずだ。サラリーマンとしての限界を自分で決める必要はない。むしろ、積み上げれば積み上げるほど、伸びしろが残っていると実感している。
ここから先は、自分の努力量に比例して伸びていく。静かに、淡々と、未来の自分に投資するように学び続ければいい。今日の商談は、その確かな一歩であったと言える。
おしまい