本を読むことの重要性については、本ブログでたびたび取り上げています。
昨年の夏頃までは紙の本以外受け付けなかった僕ですが、Kindleの便利さに目覚めて以来、基本的に電子版で買える本はKindleで読むようになりました。
以下の記事でも言及しましたが、すべての本を一元管理できるメリットってものすごい大きいと思うんですよね。以前は旅行や出張に行く時にどの本を持っていくか悩んだものですが、そういった悩みは一切なくなりましたから。
周りには、まだまだ「紙の本じゃないと嫌だ」という人は少なくない一方で、僕のように電子版がある本は電子書籍で、紙の本しか発売されていない本は紙の本で、と使い分けている人もどんどん増えていっているように思います。
また、先ほどの記事の中でKindleのデメリットとして「図が多いと扱いずらい」という話をしましたが、そうした本を大きめの画面で読むために、今回の増税前の最後のセールでFire7(タブレット)を買ってしまった・・。完全にアマゾン信者化が進んでいる。Fireはアマゾンのプライム会員向けのタブレットと言われるほど、アマゾンの各種サービスを利用するのに特化したタブレットになっているようですね。使用感については、また機会があったらレビューしたいと思います。
Fire 7 タブレット (7インチディスプレイ) 16GB - Newモデル
さて、実際に1999年には22,000軒以上あった全国の書店数が、2017年5月には12,000軒台にまでに減少しています。皆さんの地元の商店街などで個人で経営されていた書店が、閉店を余儀なくされた姿を一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
一方、2011年度に650億円程度だった電子書籍の市場規模は、2017年には2,500億円という規模に急拡大しています。
そんなわけで、今後もリアル書店は衰退・電子書籍の勢いは増していく、という構図は間違いなさそうです。
しかし、電子書籍を使い始めて1年ほど経ったいま、今一度リアル書店の良さにも気づくところがあり、ここのところは定期的(2週間に一度くらい) にジュンク堂や丸善などの大型書店に通うようになっています。
ということで、今日は定期的にリアル書店に通う4つのメリットについて話をしたいと思います。
1.世の中の動きが把握できる
リアル書店だと、一番売れている本が各ジャンルの本棚の一番前に出てきます。
つまり、世の中の人々がどういった情報に興味があるかがわかるんですね。
アマゾンをはじめとしたネット書店だと、自身の購買履歴などから自分の好みの本しかレコメンドされないので、視野が広くなりにくいんですね。
2.思いもよらぬ本と出会える
時間がある時にしかできませんが、面白い本がないか、自分の興味がある本棚をシラミ潰しに見てみるのもなかなか楽しいです。僕は他のお客さんが少ないときに、自己啓発やビジネスの棚でこれをやっています。
なんとなくタイトルが胡散臭かったりで、敬遠していた本をふと実際に手にとってみたら、非常に面白かったということはリアル書店に行くとよくあることです。
ほしい本を探すにはネット書店は便利で向いていますが、このような偶然の出会いというのはなかなか訪れないのではないでしょうか。
3.中身を確認できる
言うまでもないことですが、これもかなり大きなメリットだと思います。
アマゾンでも無料サンプルを読むことができますが、いちいちダウンロードするのが面倒なのと、せいぜい目次と冒頭の数ページしか読めないので、買う・買わないの判断には大きく影響してきません。
表紙の帯・まえがき・目次・あとがきなどの重要部分をはじめ、本の全体に目を通すことができるのはリアル書店ならではの長所といえます。
(でも、結局電子版があったらKindleで買っちゃうんだけど。本屋さんごめんなさい)
4.自分が本当に読みたい本を選ぶことができる
アマゾンで本を探していて危険なのは、「レビューが高い本がいい本に見える」という錯覚に陥りがちなことです。
本を読む人の年齢や学力、置かれている環境などで本の評価は異なって当然だと頭ではわかっていても、 気づいたら「万人の評価が高い本」を購入してしまうことが多いのではないでしょうか。
リアル書店なら、他人のレビューを気にせず、実際に自分で手にとって、自分が本当に読みたい本を選ぶことができます。
参考になりましたでしょうか。
貴重な昼休みの時間帯や仕事帰り、休日などに時間を取って本屋に行く、というあえて面倒なことをするからこそ、得られるメリットも大きいのです。時流を把握するためにも月に1~2回は行けたらいいですね。
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おしまい